引用元: https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1129644145/


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953: 本当にあった怖い名無し ID:g0WdQN+60
ネットで山登りのオフがあり、俺も参加していた。

5人のメンバーで、オフラインではみんな初めて会う奴ばかりだった。

その中の1人は、見るからに根暗そうな奴。まったく喋らない。

でも、礼儀正しいので、普通に仲良くやっていた。

代表の奴がワゴン持ってて、それに乗って移動。程なく山に到着。


だんだんと打ち解けて歩いていると、途中で根暗の奴がはぐれた。

みんなで探すことになり、俺は面倒だと思いながら歩いていた。

そいつの名前を呼んで探していると、少し離れたところで声がする。

その声は、「助けてぇー○○(俺達のハンドル)助けてぇー」という情けない声だった。


歩いていくと藪の中にそいつがいて、俺に背を向けて襟元を正していた。

どうした、と声をかけると、そいつの足元には何か動物の骨。

ははぁ、こいつはコレを見てビビッたのか、と納得しかけたが、「心配かけてごめん」と言いながら拭う口元が真っ赤になっているのを見てしまった。


そいつは俺の視線に気付くと、ニタリと笑って「どうか……した?」と笑う。

怖くなって、そのまま知らん振りしてみんなの所に戻った。


帰りのワゴンの中は奇妙な雰囲気だった。

そいつは、自分のハンドルネームを覚えておらず、このオフも忘れている。

生臭い匂いも漂ってくる。

さらに、そいつ自身は来た時の根暗と違って、「人が変わったように」明るい。俺は別の人から「そいつ、何? 大丈夫?」とそっと聞かれた。

見つけたときの変な様子をありのまま耳打ちしようとしたら、窓に映った室内で、根暗が俺を凝視していた。
目が合うと、ニタリと笑った。なんだか怖くなって、俺は「別に」と返した。


976: 全裸隊 ◆CH99uyNUDE ID:h7p493ba0
雪の季節を前に、山から人がぐっと少なくなる時期の単独行は独特の雰囲気があって格別だ。

人のぬくもりが残る部分と、そうでない部分とが混在し、寂しいといえば寂しいのだろうが、静かな光が寒さの中で広がり始める、そんな独特の空気がある。


時に奇妙な体験もする。


二泊する予定の山行だったが、異変に気付いたのは初日の午後だった。

首筋を後ろから、そっとつままれたのだ。優しく、温かな指先だった。

その後、何度かその感触を感じた。


一夜が明け、夜露に濡れて重たくなったテントをたたんでいた。

テントを細く折り、端から丸く巻き込んでいると、テントの中から、そっと手を掴まれたような気がした。今度も優しく、温かな指先だった。


歩き始めてすぐ、指はまた首筋に来た。

指先の感触は消えたり現れたりしながら、ずっと付いて回った。

こうなると逃げようとしても無駄だと思い、相手の気が済むまで指と同行するしかないと諦めた。


977: 全裸隊 ◆CH99uyNUDE ID:h7p493ba0
二泊めの夜。

相変わらず指の感触は首にあったが、前へ来た。

夜通し歩けば、下まで行けるという思いが頭を占めていた。

単独での夜間行動は危険だと知りながらなお、即座の下山を望んだ。

だが、そうさせることが指の狙いかもしれないと、そうも思った。

首に置かれた指の感触は、もはや消えもしない。

絞め殺されることはあるまいと見当をつけ、そのまま寝てしまった。


最終日。

下山し始めると、指はまた首筋を後ろからつまむようになった。

下りきる直前、水子地蔵がある。なぜここにがあるのかは知らないが、確かに水子地蔵だ。

その前を通り過ぎたとき、首筋の指が離れた。

振り返ろうとしたとき、後ろから突き飛ばされた。

ザックを背負った背中に、じかに手を感じた。

ザック越しの感触ではなかった。

よろめき、たたらを踏む間に、脇の笹薮が葉音を立てた。

がさがさと、その音はあっという間に遠ざかった。


振り返ると、水子地蔵と目が合った。

そんな気がした。


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510: 本当にあった怖い名無し ID:vNP2O4Wt0
山って神聖な場所と思われがちですが、私はそうは思いません。


ちょっと前まで、私はよく学生時代の友人と山に登ったりしていました。

ある日、自分のナップザックにお葬式用の塩が入っているのを見つけます。

私は1つのナップザックを仕事・休日問わず使っているので、きっとどこかで紛れ込んだのでしょう。


ちょっと考えてから、神聖な山に登るんだから身体を清めようと、私は封を切って自分の身体にかけました。

友人たちは山で清められるんだから、塩なんかいいじゃんと笑っていました。


私が友人について歩いていると、だんだんと友人の呼吸が荒く激しくなります。

「おや?まだそんなに激しい道じゃないのにな?」と思いながらも、少しおかしいので「だいじょぶ?」と声をかけてみました。

友人は振り返り、血走った目と無駄に大きな声で「うー、良い風だぁ!」と答えます。目は焦点が合っていません。


ビックリして他の友人に異変を知らせようとすると、その友人も同じような異変を起こしています。

しかし、誰一人としてお互いの体調の変化を口にしません。

冷静になって周りを見ると、他の登山客も、私以外のみんなが同じです。


「きっと、自分に体力がついてきただけだ」と思い直し、再び私は山を登り始めました。しばらくはこの事を忘れることができたのです。


いくらか歩いた後、休憩ということになりました。

私たちは木陰で腰を下ろそうとしましたが、再び異変に遭遇します。

涼を取ろうと向かった木陰が……木陰が逃げて行くのです。


511: 本当にあった怖い名無し ID:vNP2O4Wt0
逃げた影は細かくちぎれ、わらわらと友人たちの方へたかりはじめました。

まるで、友人の影を食い散らかすように、地面を50cmくらいの影が舞うのです。

追い越してゆく人の影にも、ブンブンと音が聞こえるくらい纏わりついて。


ゾッとして友人に知らせようとしたとき、全ての影がピタリと動きを止めました。

私は心臓を鷲掴みにされたようにビクッとし、硬直してしまいました。

影たちは再びゆっくりと、今度は全部が私を目指して近づいてきます。

人に助けを求めようとしたのですが、友人も登山客も、焦点の合っていない目で私の方を向いて息を荒げているだけでした。


よく見ると影は、人の影に見えなくもありません。

それが集まりに集まって、私の周り1mぐらいを空けて密集しています。

影の通りに人がいるとすれば、周りをぐるりと囲まれている状態です。


危険を感じ逃げようとすると、影たちは道を開けるのですが、直ぐに私を遠巻きに包囲します。気のせいか、圧迫感をも感じ始めます。

私はふと、「ある村で異邦人が村のタブーを口にして、村人に追われる」という映画を思い出しました。

友人は「○○、どうしたー?」と言ってくれます。血走った焦点の合わない目で。


512: 本当にあった怖い名無し ID:vNP2O4Wt0
私はそのとき耐え切れず、我が身可愛さに友人を捨てて走って下山しました。

友人が「おい、どうしたー!?」と追ってくることにすら恐怖して。


後日、当然のことながら一緒に山を登った友人に詰問されました。

私は、信じてもらえなくてもいいからと、ありのままを話しました。

友人は、その日に異常な疲れを感じたこともあり、信じてくれました。

と同時に、私はここ一番で友達を見殺しにするチキンと認識されました。

交友も途絶え、今、友人と呼べるのは仕事仲間だけです。

私はそれを素直に受け止めなければいけないと思っています。


あの山の、影の正体はわかりません。

知りたくもありません。

181: 
本当にあった怖い名無し ID:qljUC8rW0
39 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・


俺が子供の頃、母方の祖父が養鶏場をやっていた。

祖父が死んで今は人手に渡ってしまったが、まだ
祖父が元気だったころ、夏休みのたびに遊びに行っていた。

どういう経緯だったか前後がはっきりしないのだが、俺が手に卵を持っていてそして祖父がこう言った。

「それは神様だから渡しなさい」

祖父に卵を手渡すとき、「ギョロ」という、音というか、
気配のようなものが卵の中で動いてそれに驚いた俺は落としてしまった。

割れた卵から真っ黒い毛のようなものが見えて、それを
祖父はすぐに踏みつけた。
嫌な音がした。

俺はその出来事を気にしていたらしく、その次か、次の次の夏あたりに祖父が教えてくれた



182: 
続き。 ID:qljUC8rW0
41 名前: あなたのうしろに名無しさんが・・・


この養鶏場があるあたりはむかし沼がちだった土地で、なにかの神様を祭る社があったらしい。

祖父の先代が土地を買い取った時にその社を裏の山に移したのだが、それ以来、ごくまれに無精卵の中に奇妙なものが混ざり始めたそうだ。

それはどういうものなのか、祖父は教えてくれなかったが「神様」なのだと言う。

俺はそれを聞いてやたら怖くなって体が震えた。

今にして思うと、「それは神様で、そして頃す」という文法が怖かったのだと思う。

「悪霊だから、頃す」と言われれば納得したかもしれないのに。


祖父の葬式の日、出棺の最中に鋭い笛の音が響いた。

まわりにいた全員が耳を塞いで騒然となったけど、俺はなぜか心のつかえが取れたような気がした。説明できないが、納得した。

ごめん。わけわかんないな。

211: 洒落怖からコピペ ID:slXWHTWm0
698 :深い意味は無い


山菜採り

俺の兄貴が小学生のころの話(俺が生まれる前の)

兄貴が小5の春ごろ、おじいちゃんと一緒に近くの山に山菜採りに入ったんだって。

狙っていたのはタラっていう植物の芽で幹に棘が生えてるんだけど、春頃に生えるその芽がてんぷらとかにするとすっごく美味しいんだ。

兄貴はそこの山でよく遊んでたらしくて、山菜の種類は知らなかったけど、おじいちゃんより山道には詳しかった。

そんなこともあってどれがタラの芽かを知ったら、兄貴は一人でずかずか山に入っていったんだって。

兄貴は山菜取りに夢中になって普段は見えているけど行かないような山にも入って結構な量が手に入ったのに満足して帰ろうとすると近くに人の気配がして振り返ったんだって。

すると10メートルぐらい離れた大きな岩の上にガリガリに痩せた汚い着物姿の白髪の爺さんが座ってたんだって。

兄貴はちょっとビビッタらしいんだけど、足元に山菜籠があったから同じ山菜取りの人かと思って挨拶して帰ろうとしたんだ。

するとその爺さんが

「坊主・・・・タラの芽探しとるのか?」

っていいながら所々歯の抜けた口を開けてニタリって笑ったんだって。

兄貴は気持ち悪いとは思ったんだけど

「うん、お爺さんも山菜採ってるの?」

って聞き返したんだって

続く


213: 洒落怖からコピペ ID:slXWHTWm0
699 :深い意味は無い


するとその爺さんは山菜籠に手を伸ばすと

「わしもタラの芽じゃ、知ってるか坊主、タラの芽は生でもいけるんじゃぞ?」

っていいながらその場でワシャワシャ食っている。

兄貴はそれをジッと見て目が離せなかったんだって、なぜならそれは「タラの芽」じゃなくて、かぶれることでおなじみの「ウルシの芽」だったんだ。

芽の形自体は似ているけど全然違うものだしむしろ身体に悪い(ひどいかぶれをおこすから)それをワシャワシャ食ってるじいさんに兄貴は怖くて声も出せずただ涙をぽろぽろ流してそこに立ち尽くす事しか出来かった。

その爺さんは見ていると体中どろどろにかぶれていって口からは噛むたびに血が湧き出てきてたんだって。それによく見ると足が折れているのか変な方向に曲がっている。

「こいつはやらんぞ?ここら辺にはもう食える物は残ってねぇ他の場所を探しな。坊主も、もう村には食いもんは残ってねぇから山まで入ったんだろうが残念だったなぁ。」

そう言うとじいさんはまたニタリと笑う。そして次の瞬間スウッと消えていなくなったんだって

その後兄貴は叫びながら走って山を下りて帰ってきたらしい

その事を大人に話しても誰も信じちゃくれなくてふてくされてた時、地区の地区長さんがその地域の昔話を教えてくれたんだって

「お前の入った山は昔姥捨て山だったんだよ、それに飢饉のたびに口減らしもあった。多くの人があそこで食べ物を探して死んでいったんだ。捨てられた人は食えるものは何でも口に入れたんじゃろうな。お前さんがあったのはその時代の人だろう。」

地区長さんはそういうと「この土地の過去は皆知らないからあまり話すなよ。」と兄貴に釘を刺した。それと「豊かな時代にそだったことを幸せに思いなさい。」といって家に帰されたらしい。


兄貴はその山が何処にあるのかは未だに教えてくれない

それと好き嫌いを言うとものすごく怒るんだ。

971: 本当にあった怖い名無し ID:wg84Sen10
ある山村での話

その村では、柿などの果樹を収穫する時、来年の豊作を祈願するためか、ひとつだけ取らずに残しておく風習があった。

ところが、それをわざわざ棒で叩き落して歩く男が現れた。

年寄りが「ばちがあたりゃしないか」と言っても馬耳東風だった。

そのAという男はなんでも村の人ではなく、近くの町から通ってくるのだという。

Aは、村人が実のなる木だからと草刈の時に残しておいた幼木も容赦なく引き抜いた。


ところがAはある時からぷっつり姿を見せなくなったという。

村人はそれを疑問には思わないようで「Aのおかげで猿の害が減った」と話してくれた。



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